カンタス航空、成田空港にビジネスクラス旅客対象のラウンジを開設。
カンタス航空(QF)は7月31日、成田国際空港第2ターミナル・サテライトに、
カンタス・ビジネスラウンジをオープンした。
QFが成田にラウンジを開設するのは初めてのこと。
QF日本支社長の荻野雅史氏は、
「1947年に日本に初就航以来、60年という節目の年にラウンジを開設でき、光栄だ。
カンタス航空はサテライトの利用が多く、(ラウンジの)ロケーションも便利」と、開設の喜びを語った。
また、来賓として駐日オーストラリア大使のマレー・マクレーン氏が
「カンタス航空の就航60周年と同時に、日本とオーストラリア間の通商協定調印から
50年目を迎える年でもあり、日本は常にオーストラリアの最大の貿易相手国であった。
今後も自由貿易協定の交渉などを通じ、新たなビジネスの道が開かれ、
ビジネストラベルが増えていくことを期待する」と祝辞を述べた。
QFのラウンジは第2ターミナルサテライト出発コンコース2階に位置する。
先ごろシドニー、メルボルンのラウンジをリニューアルしているが、
各地のラウンジと統一感を持たせ、現代的なデザインを採用。
座席数は164席で、ベンチシート、複数の型の椅子をそろえ、
テーブルも丸と長方形と二つを用意している。
また、シャワーブースが4室、42インチのプラズマテレビ2台あり、
パソコンの利用は無線LANサービスがあるほか、パソコン13台とパソコン電源を用意している。
なお、QFの成田発の便は全てナイトフライトで、QF利用客は夕方となるが、
オープンは終日とする計画。今後、ラウンジを持たない航空会社の利用を働きかけていく考え。
なお、現在、カンタス・ビジネスラウンジの利用はQFのビジネスクラス利用者、
カンタス・フリークエントフライヤーのプラチナ会員、ゴールド会員、
カンタスクラブ会員とその同伴者1名。
また、ワンワールド加盟航空会社便の成田発国際線を利用する
ワンワールド・エメラルド会員、サファイア会員とその同伴者1名。