関西空港、2本目の滑走路の運用開始。 | 東京にある旅行会社のblog

関西空港、2本目の滑走路の運用開始。

関西国際空港の第2滑走路が8月2日、供用が開始された。

着陸した1番機の日本航空(JL)728便バンコク線を関空社員らが総出で歓迎、

出発の1番機の全日空(NH)951便杭州線も出発し、

「24時間フルオープンの空港」の運用が始まった。


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関西国際空港代表取締役社長の村山敦氏は先ごろ、

2本目の滑走路の供用に伴う今後の路線拡大等について、貨物に力点を置き、

旅客は「西日本のゲートウェイ」として「アジアと西日本を結ぶ空港」としていく考えを示している。
 
このうち、旅客は北米路線でサンフランシスコとデトロイトの1日2便に留まり、

関空ではこの点について課題として認識。

アメリカ路線の減便はアメリカ総領事も課題としており、関空会社と総領事、

旅行会社などが航空会社から現状を聞くなどして、方向性を検討しているところ。

代表取締役副社長の平野忠邦氏は7月の業界紙との会見において、

「就航を検討している航空会社もあるよう」と改善への方向性を匂わせたものの、

航空会社の経営状況から大きな増加は北米に限らず厳しい側面もある。

その一方で、アジア・ゲートウェイ構想などで関空への就航への門戸が大きく開かれるなどチャンスもある。
 
これまでも関西空港の利用促進で後押ししてきた関西経済連合会は7月27日、

第2滑走路の運用開始を前に、改めて利用促進を強化すると宣言。

「関空利用促進宣言」に賛同する1275社に対して関空の利用促進を求めているほか、

東京発の海外出張についても、「羽田/関空/海外」の路線活用などを促している。