全日空、成田~ムンバイ線にビジネスジェット就航へ。 | 東京にある旅行会社のblog

全日空、成田~ムンバイ線にビジネスジェット就航へ。

全日空(NH)は9月1日から、成田/ムンバイ線にビジネスジェットを就航する。


20070803
 

NHはこれを前に東京・六本木で8月2日、

国土交通省総合観光政策審議官の本保芳明氏や

外務省アジア大洋州局審議官の佐渡島志郎氏、

インド大使館一等書記官のB.P.パンディ氏らが出席し、就航記念セレモニーを開催した。
 
セレモニーで、NH代表取締役副社長の伊東信一郎氏は、

「ムンバイは、インドの商業や金融の中心、かつ『西の玄関』であり、日本人も大勢いる」と、

就航地ムンバイの重要性に言及し、固い需要があるとの見方を示した。

さらに、昨年末に日本とインド間の観光分野で合意した

「日印観光交流拡大のための共同声明」に盛り込まれている

2010年に交流人口を2005年の約16万人から倍となる30万人に増やす、

という政策的な目標にも「貢献したい」とした。
 
今回就航する機材はボーイングB737-700ER型機で、機内はビジネスクラスが36席。

エコノミークラスのモノクラスであれば136席となるスペースに、

36席のビジネスクラスを配置することで、

最大で約155センチのシートピッチを実現するなど、ゆったりとして快適な空間を確保した。

また機内食やエンターテイメント機器についても、

伊藤氏は「贅を凝らしたつくり」で、「ムンバイだけでなくインドへ、またビジネスだけではなく、

観光にも利用して欲しい」という。

また、機内食では、「ANA TODAY'S SELECTION」として

グレードの高いワインをその都度厳選して用意するほか、

和食や洋食の枠にとらわれない「安らげる日本の味」を提供していく。
 
また佐渡島氏は、「インドは万葉の頃から日本の一つの理想郷であった。

翻って現在は結び付きが小さいが、逆に言えば伸びしろは大きいということ。

昨年12月に日本とインドの発着枠が42回に増えたのは大きい」と語り、

その状況の中で、全日空によるビジネスジェットの就航が

日印交流強化の一助になる、という期待を示した。