日本航空、国際線にプレミアムエコノミー導入。
日本航空(JL)は国際線に「JALプレミアムエコノミー」を設定、
12月1日から東京/ロンドン線で開始し、08年後半には東京/パリ、フランクフルト線に導入する。
座席には新たに「JALスカイシェルシート」を設け、
リクライニング時に背もたれが後部に倒れない構造を採用したほか、
シートピッチは従来のエコノミークラス(Yクラス)より約20%拡大。
A4サイズのノートパソコンの置ける大型テーブルや電源を設置するなど、ゆとりあるつくりとした。
また、専用チェックインカウンターを設置し、
空港ラウンジや荷物引取りの「JALフライトキャディサービス」も利用可能とするなど、
サービス面でも差をつけた。
利用可能運賃はYクラス普通運賃、JALエコノミーセイバーフレックスと、
新たに設定した専用運賃の「JALエコノミーセイバープレミアム」で24万7000円から。
「JALエコノミーセイバー」で往復3万円、片道1万5000円の差額で設定している。
座席数はロンドン線のボーイング777-300ERの場合、従来のYクラスが220席のところ、
プレミアムエコノミーを44席、Yクラスを156席と20席減少となるが、
イールドを高めることで、年間の営業利益で40億円の効果を見込む。