成田空港、両ターミナルで内際乗り継ぎ施設を整備、乗継時間短縮へ。
成田国際空港(NAA)は、2008年の初夏までの間に、
第1と第2の両ターミナルで「内際乗り継ぎ施設」を整備し、MCTの短縮を実現する。
この施設は、国内線で到着した旅客を対象に、国内線到着ロビーを出た後、
隣接して設置するハイジャック検査施設や出国検査などを通過し、
国際線出発ロビーを経由せずに出発ゲートに向かえるようにする。
供用開始は、第1ターミナルが2008年春、第2ターミナルが2008年初夏を予定している。
短縮する距離は、第1ターミナルでは、
例えば国際線56番ゲートに乗り継ぐ場合、720メートルから180メートルとなる。
また第2ターミナルでは、63番ゲートを例とすると、980メートルから150メートルまで短くなる。
NAAによるとMCTは、第1ターミナルの全日空(NH)の場合、100分から45分に、
第2ターミナルの日本航空(JL)の場合、100分から60分となる予定だ。