アシアナ航空、チャングム・ジェットが就航-羽田/金浦線。
アシアナ航空(OZ)は4月16日、
羽田/金浦線で韓国の人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のイメージをペイントした
「チャングム・ジェット」を就航、今後1年間、同路線を1日2便体制で運航する。
チャングム・ジェット就航日には羽田空港で就航行事が開かれ、
チャングムの誓いのドラマの時代、朝鮮王朝時代の衣装を身にまとった
OZの客室乗務員との記念撮影のサービスや記念品を提供した。
エアバスA330型機に塗装したチャングム・ジェットは今後、機内デザインをはじめ、
機内食の器などにもドラマのイメージを取り入れる予定だ。
なお、機内では各シートに備え付けのモニターでチャングムの誓いのハイライト映像を楽しめる。
また、機内食メニューにも韓国伝統料理の味を取り入れている。
運航スケジュールは下記を参照のこと。
▽チャングム・ジェット運航スケジュール
OZ1015便 HND 12時15分発/GMP 14時35分着
OZ1025便 GMP 08時45分発/HND 10時45分着
OZ1035便 HND 19時30分発/GMP 21時50分着
OZ1045便 GMP 15時55分発/HND 17時55分着
成田空港、G/Wの出国者数2.4%減、航空会社再配置で混雑緩和か。
成田国際空港によると、
4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク10日間の出国者数は
前年比2.4%減の36万7200人、入国者数は5.9%増の35万9400人となる見込み。
出入国合計では1.5%増の72万6600人の予測だ。
5月1日、2日が平日という日並びが影響し、昨年から出国者数は減少する見通し。
また、アジアを中心に短距離路線への利用が多くなる傾向だ。
出国者数の第1ピークは4月28日土曜日の5万3000人。
第2ピークは4月27日の4万7500人、第3ピークは4万4200人と推計。
過去最高の出国者数は2005年4月29日の5万6113人には及ばない。
一方、入国者数のピークは5月6日の5万2700人。
第2ピークは5月5日の4万8800人、第3ピークは5月4日の4万900人となる見込み。
また、成田空港では航空会社の配置換えを進めてきている。
この目的は、混雑期における旅客ターミナルビルでの混雑の平準化だが、
このゴールデンウィークは第1旅客ビル、第2旅客ビルの利用者は出国で49.9対50.1、
入国は48.9対51.1という比率になった。
昨年の出国者割合は1ビルと2ビルで31.5対68.5、入国者は30.5対69.5であったことから、
航空会社の配置換えによる混雑の緩和が効果として現れそうだ。
日中首脳会談、羽田/虹橋定期チャーター便で合意。
中華人民共和国国務院総理・温家宝氏が来日、内閣総理大臣・安倍晋三氏と会談、
羽田/上海・虹橋間の定期チャーター便の開設に合意した。
これまでは安倍首相が昨年訪中した際、
温氏との談話としてトップダウンでチャーター便開設に向けた議論が進められてきたが、
合意文書において、日中関係強化の具体策に位置づけられたことで、
今後の交渉の進展に一段と期待がかかる。
日本側から「年内」希望を打ち出したものの、
合意文書には開始時期、便数については明記されなかった。
これについて航空局は現段階で、
これまでに中国側との実務交渉において上海でのCIQの整備、
発着枠の捻出などの課題などを含め、
進捗としては3月に中国・武漢で開催された日中航空協議における情報以上は「無い」としている。
ただし、今回の首脳会談、および合意文書を受け、
航空局としては「早々にも次回協議の時期を設定する」としており、
日中国交正常化35周年を契機として羽田/虹橋間の路線開設への動きは今後、加速しそうだ。
鈴木航空局長、温家宝首相の来日に注目-羽田国際線の航空交渉は来年からか
国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は、
羽田/上海・虹橋間のチャーター便について、
「温家宝首相の来日も控え、首脳会談に注目している」と語り、
中国首脳の来日による進展について期待を示した。
昨年の日中首脳会談で安倍総理と温家宝中国首相が
羽田/上海・虹橋間の航空便の運航について言及、
これを受けて航空局では羽田空港の発着枠の捻出、
中国側ではCIQや発着枠の捻出などで対応をしているところ。
航空局では、中国側も前向きの姿勢にあるとしており、
先ごろ武漢で開催された日中航空協議において、
中国側が実現に向けて取り組んでいる旨が表明されたところ。
また、羽田空港の国際線の就航地については、
羽田/石垣島間の1940キロメートルという「ペリメーターはもともと、ひとつの目安」と繰り返し、
「(ペリメーターの)外側について議論をしないということではない」と語り、
「航空交渉で羽田を戦略的に活用していく」考えを改めて示した。
航空交渉の開始時期については、成田の暫定滑走路の供用開始の際には約2年前から開始。
今回の羽田については、2010年10月末の2年前よりも早く交渉を開始することに含みを持たせた。
特に、アジア・ゲートウェイ構想などで空港活用について議論がされているだけに、
2008年には早くも交渉の席に着くことになりそうだ。
日本航空、全日空、4月4日発券分から国際線eチケットで提携。
日本航空(JL)と全日空(NH)は4月4日発券分から、国際線eチケットで提携する。
たとえばJL国際線からNH国内線に乗り継ぐ場合、
往路はJL国際線、復路はNH国際線を利用するなどの旅程も一社でeチケット発券が可能となった。
これにより、JLは35社、NHは全28社の運航便でeチケットの利用ができる。
なお、両社は現在、国際航空券の70%をeチケット発券している。
またNHは4月1日から、NH国際線航空券のeチケットが全NH国内路線で利用できるようになった。
このことから、日本各地からNH、および提携航空会社の運航する国際線を利用する場合、
日本国内から国際線eチケットで乗り継ぐことができる。
そのほか、JLは9月30日まで、JALマイレージバンク日本地区会員が日本発着のJL、
日本アジア航空(EG)、ジャルウェイズ(JO)の国際線にeチケットで搭乗した旅客を対象に
「eチケット・ボーナス・マイル・キャンペーン」を実施する。
キャンペーンでは、往復で300マイルのボーナスマイルをプレゼント。
さらに、ウェブ・チェックイン、ジャル自動チェックイン機を利用して搭乗した場合、
往復で最大700マイルノボーナスマイルを提供する
「ジャル国際線eスタイル・ボーナス・マイル・キャンペーン」も展開する。
成田空港、2007年国際線夏ダイヤの合計は週3428回。
成田国際空港発着の2007年度国際線夏ダイヤは、
2006年冬期スケジュールと比べて週15回減少の週3428回、
このうち旅客便は15回増えて2893回となった。
旅客便は2006年冬期スケジュールと比べて、
MIATモンゴル航空(OM)が2回増の週6回となったほか、
スイスインターナショナルエアラインズ(LX)が2回増の週14回。
そのほか、フィンランド航空(AY)が4回増の週8回、
日本航空インターナショナルが20回増の週546回、
パキスタン航空(PK)が4回増の週8回と増便。
一方で、減便路線はビーマンバングラディシュ航空が2回減で運休となったほか、
ジャルウェイズが11回減の171回、
フィリピン航空(PR)、カンタス航空(QF)がそれぞれ2回減となっている。
ノースウエスト航空、成田~ホノルル線を夏期増便へ。
ノースウエスト航空(NW)は7月1日から8月31日までの2ヶ月間、東京/ホノルル線を増便する。
増便する機材はエアバスA330‐300型機で、
座席数は2タイプあり、ビジネスクラス34席、エコノミークラス264席の合計298席、
またはCクラス32席、Yクラス211席の合計243席。
これにより、期間中は1万席から1万8000席の供給量が増えることとなる。
また、NWは東京発のホノルル線、サイパン線、グアム線、
関西/ホノルル線においてワイドボディのエアバスA330型機を投入する。
NWはすでに2003年8月からA330型機を投入しており、
現在は太平洋、大西洋、アジア内の各路線で合計26機を運航している。
特に、この機材については機内エンターテインメントシステムを搭載、
日本語の番組も用意をしている。
タイ国際航空、国内線の一部フライトをバンコク・ドンムアン空港へ変更。
タイ国際航空(TG)は3月25日から、
国際線と接続しない約7割の国内便をバンコク・ドンムアン空港に変更する。
これは、タイ政府のドンムアン空港の再開港の閣議決定を受けたもの。
国際乗り継ぎ需要が高いバンコク/チェンマイ間、
バンコク/プーケット間、バンコク/チェンライ間、バンコク/クラビ間の4路線は、
引き続きバンコク・スワンナプーム国際空港からの運航を継続、
ドンムアン空港との双方からの運航となる。
なお、そのほかTGの国内線は全てドンムアン空港に離発着する。
スワンナプーム国際空港とドンムアン空港間のMCTは3時間30分。
フライトナンバーはドンムアン空港発着便が4桁1000番台、
スワンナプーム発着便はこれまで通り3桁となる。
カタール航空、関西~ドーハ線を増便でデイリー運航へ。
カタール航空(QR)はこのほど策定した2007年ネットワーク拡大プランで、
3月25日から関西/ドーハ線を週6便から1便増便し、デイリー運航を開始することを決定した。
使用機材はこれまでと同様のエアバスA330-200型機。
座席数はファーストクラスが12席、ビジネスクラスが18席、エコノミークラスが208席の合計238席。
また、2007年ネットワーク拡大プランでは、
既に運航を開始したタンザニアのダルエスサラーム、ナイジェリアのラゴスに続き、
オマーンのチェンナイ、バリ、ホーチミンシティ、ニューヨーク、ワシントンの7都市へ就航を予定している。
QRは今年、再建10周年を迎えることから、重要な1年に位置付け。
QRとして初の試みとなる北米都市への就航を大きなステップと捉え、
今後、北米への路線拡大を計画している。