中部国際航空、第2プレミアムラウンジが一般の旅客も利用可に。
中部国際空港は12月14日、「第2プレミアムラウンジ・セントレア」の利用対象者を、
当日航空機を利用する全ての旅客に拡大する。
このラウンジは11月19日に開設した新ラウンジで、
旅客ターミナルビル3階の「TS CUBIC CARD ゴールドラウンジ」の隣に位置する。
当初はセントレアカードの会員と、オリコ、ライフ、楽天KC、UCSの
各クレジットカード会社が指定する会員向けに限定していた。
ラウンジの営業時間は7時20分から20時30分まで。
面積は211平方メートルで、席数は喫煙席7席を含む68席。
ソフトドリンクや生ビール、おつまみの飲食サービスや、
インターネット接続サービス、新聞、雑誌などを用意する。
利用料金は、セントレアカードのゴールド会員は無料で、一般会員は1000円。
上記4社のクレジットカード会社の指定会員も無料で、
一般の旅客は1500円で設定した。これら旅客の同伴者も1500円だ。
羽田、国際線ターミナル近くに簡易立体駐車場がオープン。
羽田空港の12月12日、第2ターミナル前面に「P4簡易立体駐車場」をオープンする。
旅客の利便性向上と空港内駐車場の混雑緩和が目的。
特に、国際線ターミナルに近いことから、
今年9月に運航を開始した羽田/虹橋チャーターにより、
利用者が増加したP5駐車場の混雑解消が期待される。
駐車場は地上5階建てで約800台を収容。普通車は30分200円、大型車は30分400円で、
国際線搭乗割引など各種割引も設定している。
マカオ航空、12月から成田~マカオ間を週4便運航。
マカオ航空(NX)は12月21日から、
成田~マカオ間を週4便のプログラムチャーターを運航する。
使用機材はエアバスA321便で、ビジネスクラスが16席、エコノミークラスが162席。
NXは今年7月から、関西/マカオ線を週2便で定期便を就航、
この冬スケジュールには増便して週3便体制としている。
また、NXのCEOのデービッド・フェイ氏は羽田を中心に、
東京への就航を表明、日本との路線の強化を示していた。
なお、スケジュール、問い合わせは下記を参照のこと。
▽NX 成田/マカオ間チャーター便運航スケジュール
NX9828便 NRT 20時35分発/MFM 24時50分着(月・水・金・日)
NX9827便 MFM 14時15分発/NRT 19時35分着(月・水・金・日)
スカイチームに中国南方航空が正式に加盟。
中国南方航空(CZ)は11月15日、正式にスカイチームに加盟、
中国系の航空会社としてグローバルアライアンス加盟は初めてとなる。
加盟式典は北京の人民大会堂において開催、スカイチーム各社CEOをはじめ、
曽培炎(ソウバイエン)国務院副総理、
楊元元(ヨウゲンゲン)中国民用航空総局長など要人が出席した。
CZはスカイチーム加盟を2004年に表明しており、
これまでスカイチーム各社と二社間のコードシェア、FFPプログラムの提携、
ラウンジの供用化を進めてきていた。
なお、CZの加盟により、スカイチームは1日約1万6400便を運航、
世界162ヶ国、841都市へのネットワークとなり、旅客数は年間4億2800万人の規模となる。
今回のCZ加盟で、広州の白雲国際空港、
北京首都国際空港の路線網が大きく拡充されることとなる。
スカイチームのボードメンバーで、エールフランスKLM副会長のレオ・ファン・ヴァイク氏は
「中国南方航空の加盟により、顧客が望むデスティネーションへ、幅広いアクセスを提供できる。
最も成長の速い市場への進出により、アライアンスとしてもより強化される」と語っている。
▽大韓航空、南方との協力関係を強化へ
CZの加盟に際して、スカイチーム各社との橋渡しをした大韓航空(KE)は、
引き続きCZとの関係強化を打ち出していく。
KEとCZは中国/韓国間の路線で全面的にコードシェア運航を実施しており、
11月1日からはFFPでの提携を開始。
さらに、12月18日から中国/韓国間の一部路線で、両社の客室乗務員の交換乗務を行う予定だ。
KEの趙亮鎬(チョヤンホ)会長はCZの加盟について
「アジアでのネットワークが飛躍的に強化される。
スカイチームの中国市場でのプレゼンスの向上をめざし、
新しいパートナーとの関係を強化していく」とコメントしている。
スカイマーク、中部国際空港を新たな拠点として就航へ。
スカイマークエアラインズ(BC)は、
2008年度をめどに中部国際空港への就航を計画している。
BCはこれまで羽田を拠点として、新千歳、神戸、福岡、那覇に就航しており、
新たに中部を拠点として既存の就航地を結ぶ路線を計画している。
このところ、中部国際空港の国内線、国際線とも路線の撤退、運休などが相次いでいるが、
開港当初にアピールしていた国内、国際の乗継利便などを念頭においているほか、
優良な企業の集積も考慮し、展開をはかる。
なお、BCでは2008年度の新路線として羽田/旭川線の就航を計画しており、
この運航後に中部へ進出する計画だ。
日本航空、国際線の機内エンターテイメントを充実、チャンネルを大幅に増加。
日本航空(JL)は12月1日から、
国際線の機内エンターテイメントシステム「MAGIC-Ⅲ」のチャンネル数を130に拡大する。
映画とビデオは従来の21 番組から50番組に拡大し、
最新のハリウッド映画や邦画の番組数を倍増。
韓国や中国、インド、ヨーロッパの作品も常時提供し、母国語の音声・字幕作品も用意する。
また、オーディオは従来の2倍の50番組としたほか、ゲームは2008年1月以降、
プログラム数を11から30に増加。子供向けには「ディズニーのなかまたち」、
大人向けには「SU DOKU」やパズルゲームなど、内容を充実させた。
搭載機材はボーイング777-200ER型機、B777-300ER型機、
B767-300ER型機のエグゼクティブクラスとエコノミークラスの全席。
現在はロンドン線、フランクフルト線、パリ線、東南アジア線、中国線などが対象だが、
今後は当該機材の就航拡大にあわせ、対象路線を拡大していく。